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PMSに振り回されない私でいたい日の過ごし方
「生理前になると、自分じゃないみたいになるんです」
宋鍼灸院にいらっしゃる女性の多くが、そうおっしゃいます。
誰にも理解されにくいPMS(月経前症候群)の不調。
そのつらさに静かに寄り添いながら、少しずつ心身の余白を取り戻していく方法があります。
Q1:PMSって、なぜこんなに気持ちが不安定になるの?
A:女性ホルモンの急激な変動が、脳の神経伝達物質に影響を与えるからです。
特に「セロトニン」が減少すると、気分の落ち込みや不安、イライラなどが起こりやすくなります。
Q2:PMSで体が重だるいのはなぜ?
A:ホルモンバランスの乱れに加えて、血流の滞りや自律神経の不調が重なることで、体に“むくみ”や“だるさ”として表れやすくなります。
足先の冷え、下腹部の重さもよく見られるサインです。
Q3:薬に頼りたくない…。自然な方法で整えるには?
A:鍼灸は、体が本来持っている「調整する力」をやさしく引き出す手法です。
特にPMSにおいては、以下のようなケアが有効です:
- 自律神経のバランスを整えるツボへの施術
- 骨盤内の血流を促進し、冷えを緩和
- 気持ちの不安定さに関係する経絡へのアプローチ
鍼の刺激は微細で、初めての方でもリラックスして受けられるよう工夫しています。
Q4:具体的に、どんな症状に効果があるの?
A:宋鍼灸院では、以下のようなPMS症状に悩む方が多く来院されています:
- 気分の浮き沈みが激しい
- 人に当たってしまって自己嫌悪になる
- 下腹部や腰の痛みがつらい
- 寝ても疲れが取れない
こうした症状に対して、週1回程度の施術を3ヶ月ほど継続されると、「月経前が怖くなくなった」というお声もよくいただきます。
Q5:今月もまた憂うつ…そんな時はどう過ごせばいい?
A:「今日はそういう日だ」と受け止めることが第一歩。
無理にポジティブになろうとせず、丁寧に体と心を扱う日と捉えてください。
やさしい呼吸をする、あたたかいものを飲む、首やお腹を温める…。
小さなことの積み重ねが、大きな安心につながります。
終わりに
PMSは「わがまま」でも「気のせい」でもありません。
体と心が“整っていない”状態にすぎません。
毎月をもっと穏やかに過ごすために、あなたのリズムを一緒に整えていくこと。
それが宋鍼灸院の願いです。